食べものの商品開発というハードル
初めての商品開発に「プリン」という食品を選んだ…。
食品は工業製品と違う。
食品は「賞味期限」がある。
食品は「衛生管理」がある。
食品は「冷凍→解凍」で変わることがある。
などなど、食品ならではのハードルがある。
味の好みも人によるし、筆箱はつかんでも形が変わらないが、プリンは変わる。
最初に専門の人に話を聞いたときにがっつり強くご教授いただいたのが、衛生管理。
少しでも細菌が発生するリスクを抑えるためには、出来上がったプリンには手を加えずに、冷凍するのが一番。手を加えたところからリスクが一気に上がる、とのこと。
クラファンの支援者全員に到着日を確認するのは製造スケジュール的にも難しいので、日持ちを考える上でも冷凍が多分マスト。冷凍して解凍したらどれだけ冷凍前に再現できるか。
その課題に加えて、テストで瓶に水を入れて冷凍して室温で解凍したら瓶が割れたり…(悪夢)。
冷凍庫から箱ごと出して置いておいたら、箱が剥がれたり…(悪夢)。
↑食品云々とはちょっと違うけど、冷凍便で送る課題も多々。。。。
完全解凍できる時間も家によって全然違った…。
正直、想像以上に難しかったし、後から分かったことも多かった。
プリンと生ハムと、私のプライベートワーク(?)はどちらも食べ物で、そこを聞かれることもあって振り返ったりしていたことだと、人と人とがつながる上でも、食べ物って親しみやすいものだと思う。と同時にそれだけ難しさもあることを、痛感、まさに痛い、痛いほど感じました。食品、難しい。
初めての開発なのにやりたいことを盛り込みまくったことで、弊害やらパンクやら検証不足やら、トラブルとリカバリーの連チャンやら…本当にメンバーのみんなにはすごい苦労をかけたし、支援者の方も「んむむ?」となったこともあったかと思います。
物を知らないこと、考えが至らないこと、本当にごめんなさい。
振り返りながら、失敗から学ぶこと、見えるものがたくさんです。
次回は「マルトモ式vsトヨタ式」…嫌な予感しかしないタイトル(笑)。