今更感が半端ないが、PJリーダって
前回の試食会のことを書こうと思ったのだけど、ここ数日で静かに腑に落ちていったことを。
ものすごく、当たり前のことを書きます。
プロジェクトリーダーの仕事って…「決めること」なんですね。
今、「当たり前だバカ」と思った人、うん、そう思う。
npoメンバーでもこれを読んでこの瞬間「何を今更」と思ったかもしれない(笑)。
多分、私、主宰のマルヤマは決めることが苦手です。
一番好きなおにぎりの具も、寿司ネタも特に決まってない。どっちも全体的に好き(でも梅干しは苦手だから選ばない)。優柔不断だし、余程こだわる部分がなければ、それなりに人に合わせることもストレスはない(でも「これっ」ってなると頑固)。
仕事でデザイナーさんに幾つかデザイン案を見せてもらうと、本当に楽しくて困る。大体どの案も素敵なんだ。一つに選ぶのいつも悩む。そして無意識のうちに他人軸を意識する。
プリンポスト創刊初期に、メンバーに色々と書いてもらった中で、まあ私が頼りないことは、白日の元にさらされているわけで(笑)。
プロジェクトリーダーというものが「決める立場」ということをふんわり認識しつつ、ふんわり分かってなかった部分があったのかなと最近自分に気づき。
メンバーみんな面白くて、魅力的で、アイディアも色々出て、こんなみんなと一緒に作れていて楽しいし、「みんなで決めたものにしたい」「みんなでわいわい決めたい」「みんなで決めれば間違いない」「みんなが嫌だと思ったら凹む」。。。。
で、時々言われていたのは「マルトモさんはどうしたいの?」。
もともと自分の仕事中心の日常自体「自我」ってあんまりいらない。私が選んだのは「書く」ということだけで、あとは、メディアやクライアントの要望に応じて書く。特に私が決定するということはない。で、要望に応えられたり、お客さんに喜んでもらえた時とか、誰かに書いたものが心につたわったということに喜びを感じる。伴走型。
そして多分、自分に自信がないので自分で決めることに自信がないんだな、と思う。
でもこんなにも頼もしいみんなと決めたら自信が生まれる。
という、甘えが結構あったんだと思う。ごめんなさい(汗)。公開謝罪。。。
特に、今回のプロジェクトは「マルヤマは頼りない」というのは大前提で(※ディスられているわけではない…はず・笑)。そう理解してもらっていることに甘えていた。
もともと段取りが苦手な上に、どこかで「みんなで決めること」に頼ろうとして決めることが遅くなったり、ふんわり宙に浮いたまんまになったりしていたのかなと。
はい、聞こえますよー…「気づくの遅っっっっっ!」。
もう少し、自覚的に自分がジャッジして「こうしたいから、こうして」と打っていくべきなのだ。「みんなはどうしたいのかな?」が先にあって、キョロキョロしていると、みんなも困る。
そして、きっと「こうしたいからこうして」と言っても、ダメなときはダメって言ってくれる、そんなメンバーな訳で。そしてきっと私がそんな風に言えるようになっても、多分ツメは甘いし、頼りないのは変わらない(笑)。
あと「名前が出る」ということも、裏方仕事の人間としては、なかなか馴染むことが容易ではなくて。でもそれが言い出しっぺでありプロジェクトリーダーであるという責任でもあり、そことちゃんと向き合うことも不可欠で「慣れない」とか言ってられないんだな。
別件でもちょっと「名前」で一人であたふたしていることがあり、これまで生きてきた自分と「外」に見える自分に心を一致させないといけない。
「クライアントになることを、物を作る当事者を経験したい」というのは、このプロジェクトのスタートの理由の一つでもあるんだけど、ちょっと今一回ちょっとだけ立ち止まって、経過を頭の中で整理して(よくつまずくのはなぜだろうと)、このことをくっきりと導き出せたのは、大きくて、刻んでおきたくて。
プロジェクトリーダーの仕事は決めること。
お客さんたち、「決定」の連続なんだなぁ。。。。怖くないのかな。すごいな。
一つのプロダクトを開発するだけでも、四苦八苦、七転八倒しているわけですが(回避する術は色々あったと反省の日々)、メーカーさんとか色々「0→1」をやっている人、団体、企業、みんな改めてリスペクト。
あと約一週間。ちょっとだけでも「決めれるマルヤマ」になるのだー!
そんな気づきや喜びや楽しさや反省ががっつり詰まった「ニイガタものがたりプリン」Makuake締め切りまであと8日!↓
多分、2回目以降はもう少しスマートな開発になると思うので(期待)、こんな汗とか血とか涙とか感じられるプリンにはならないと思うよ、この味は今だけだよ(←書き方が美味しくなさそうだ・汗)
https://www.makuake.com/project/niigata-pudding/